娘が京都市内でアルバイトに通うのに、原付バイクが欲しいと言い出したのは一年前。確かに、京都市内は学生は皆、原付に乗っている。

ただ、お金に余裕もなかったので、中古の五万円のバイクを買ってやったのが十か月前。今月に入り、もうあまり乗らないし、要らないと言い出した。

ならば、実家に引き上げて使わせてもらおうということで、祖父の軽トラックを借りて、引き上げてきた。あんまり乗っていなかったらしく、バッテリーが薄い。

ガソリンもあまり入っていない。ならばと、息子のフルフェイスヘルメットを借りて、5km離れたガソリンスタンドまで、バッテリー充電を兼ねて飛ばしてみた。

バイクに乗るのはほとんど初めてのようなもの。なんだこの解放感は。シートベルトもエアバッグもない。こけたらどうなるのだ? などと考えつつも、バッテリー充電しなきゃ。

ということで、時速60kmで田んぼの真ん中の道を走る。確か、原付は制限速度30kmだったよな、と思いつつも快感が理性を上回る。

しかし、交差点で曲がるのが難しい。二段階右折ってどの程度の交差点から必要なんだ? 分からないことだらけで、とりあえず無事にガソリンを入れて帰ってきた。

原付バイクは、もう満喫した。今日で卒業で構わない。怖さが後から込み上げてきて、そう思った。こちら